【自分にできること】「辛い思いをしている子供たちのために一生を捧げたい」

ある書道の時間のことです。

教壇から見ていると、筆の持ち方がおかしい女子生徒がいました。

傍に寄って「その持ち方は違うよ」と言おうとした私は咄嗟にその言葉を呑み込みました。

彼女の右手は義手だったのです。

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「大変だろうけど頑張ってね」と自然に言葉を変えた私に

「はい、ありがどうございます」と明るく爽やかな答えを返してくれました。

彼女は湯島今日子(仮名)といいます。

ハンディがあることを感じさせないくらい勉強もスポーツも掃除も見事にこなす子でした。

もちろん、書道の腕前もなかなかのものでした。

三年生の時の運動会で、彼女は皆と一緒にダンスに出場していました。

一㍍ほどの青い布を左右の手に巧みに持ち替えながら、音楽に合わせて踊る姿に感動を抑えられなかった私は、彼女に手紙を書きました。

「きょうのダンスは一際見事だった。

校長先生もいたく感動していた。

私たちが知らないところでどんな苦労があったのか、あの布捌きの秘密を私たちに教えてほしい」という内容です。

四日後、彼女から便箋十七枚にも及ぶ手紙が届きました。

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